この度「地震感知・出火防止コンセント」をご紹介させていただくにあたり、
まずはじめに「何故このコンセントが必要なの?」という基本的な疑問にお答えしたいと思います。
近年、大きな地震が起きた時、火災被害の中で多くを占めているのが『電気火災・配線火災』と言われています。
大地震直後は停電により家電品は一切使えない状態なので、漏電火災などの心配はありません。
しかし避難して誰もいなくなった自宅では…
倒れっぱなしになった冷蔵庫やつけていたテレビ、落下などで破損した家電品や、主電源が切れていてもコンセントに繋がっている半断線した電源コードなど、そういったものに再び電気が流れ、ショート等が原因で起こる火災が最も多かったのです。
地震で強く揺れている非常事態の中では自身の避難や家族の安全を最優先するため、コンセントからプラグを抜いたり主電源を落とす余裕もなく、命からがら自宅から退避することと思います。
また、阪神・淡路大震災の一例では、震災発生の3時間後に電力が復旧。
しかしその時点でガス会社の対応が追いつかず、あちこちでガスが吹き出して いました。
神戸市内で発生した火災の大部分は、この残留ガスに倒壊した建物の電化製品 からショートした火花で引火したものと考えられるそうです。
災害時には予想のつかない【まさか】が多発するものです。
このコンセントの持つ本当の意味とは、生命や財産を火災から守ることは元より、火災などの起因となりうるものに対して事前に対処しておくことで、意識だけではなく現実的な安心・安全対策を打つということではないか考えます。
そういった考察や経験を元に、京都大学防災研究所との開発により完成した 「地震感知・出火防止コンセント」。
このホームページでは、その優れた防止機能をご説明致します。